個人タクシーになろう ~ 資格などについて

 

1.個人タクシーとは

個人タクシーとは、1台のタクシー車両を使用する個人経営のタクシー会社のことで、「経営者」と「運転者」が同じということです。

個人タクシーの法律上の正式名称は、「一般乗用旅客自動車運送事業(1人1車制個人タクシーに限る。)」といいます。

2.個人タクシーになっていいところは?

個人タクシーは、経営者自身が運転者であるので、営業時間、定休日、使用する自動車の種類(クラウン、プリウス等々)、自分で決めることができます。

営業形態についても、流し営業、駅・ホテル等での客待、観光主体など、自分が得意とする分野で仕事ができます。

しかし、自分が考えるとおりの仕事ができるということは、反面、自分の言葉・行動に対して自分が全て責任を負うということです。

3.個人タクシーの営業区域は?

個人タクシーの営業区域は、各地方運輸局ごとに決められていますが、札幌交通圏では、札幌市、江別市、石狩市(ただし、平成17年10月1日に編入された旧厚田村及び旧浜益村の区域を除く。)、北広島市です。

4.個人タクシーになる方法は?

個人タクシー事業者になるためには、新規の許可を受ける方法と、譲渡譲受の認可を受ける方法があります。

新規許可とは、一定の資格要件を満たす人が、各地方運輸局が行う筆記試験に合格することです。

譲渡譲受とは、個人タクシー事業者から事業の譲渡を受けることで、一定の資格要件を満たす人が、各地方運輸局が行う筆記試験に合格することです。

5.筆記試験の内容は?

法令試験のみです。正解率90%以上が必要です。

6.受験資格要件は?

年 齢 申請日現在の年齢が満65歳未満であること。
運転免許 有効な第二種運転免許(普通免許又は大型免許に限る。)を有していること。
運転経歴 申請時の年齢による条件を全て満たしていること。

申請時の年齢が35歳未満

  1. 申請する営業区域において、申請日以前継続して10年以上同一のタクシー又はハイヤー事業者に運転手として雇用されていること。
  2. 申請日以前10年間無事故無違反であること。

申請日の年齢が35歳以上65歳未満

  1. 申請日以前25年間のうち、自動車の運転を専ら職業としていた期間(他人に運転専従者として雇用されていた期間で、個人タクシー事業者又はその代務運転者であった期間を含む。)が10年以上あること。この場合、一般旅客自動車運送事業用自動車以外の自動車の運転を職業とした期間は50%に換算する。
  2. 申請する営業区域において、申請日以前3年内に2年以上タクシー・ハイヤーの運転を職業としていた者であること。
  3. 直近3年間無違反であること。

個人タクシーの受験資格は、上記の条件全てを満たしていることの他、法令遵守状況、営業所(住宅)の居住期間、事業用自動車の設置場所、健康状況等の条件を満たしていなければなりません。

札都個人タクシー協会では、個人タクシー希望者からの問い合わせ等にお答えするほか、法令試験に合格するための勉強会を開催しています。

個人タクシーになるための勉強会に参加希望の方は、あらかじめ、下記場所に履歴書持参の上面接に来て下さい。

尚、法令試験に合格する程度の知識レベルになるまでには、数ヶ月から数年(個人差があります。)を必要とします。

7.勉強会の場所と日程

住 所 札幌市中央区南28条西13丁目1番7号
名 称 事業協同組合 札都個人タクシー協会
電 話 011-551-8181(午前9時~午後4時)
勉強会開催場所 当協会3階会議室で行います。
開催日時 毎月第3土曜日・日曜日 午後1時から

8.当協会一推しイケメン事業者

竹田 敦寛

竹田 敦寛(たけだ あつのり)

私は長年タクシー会社の運転手を務めていました。
続けているうちに運転手としてのスキルを上げたいと思うようになり、個人タクシー開業が夢になりました。

個人タクシー免許のためには試験に合格する必要があります。
家族のため、そして負けず嫌いな自分の性格もあり「満点を取り合格しよう」と必死に取り組みました。
自分の能力を最大限に活かして毎日コツコツ必死に勉強をした結果、家族のサポートもあって満点で合格できました。
今では毎日楽しく仕事をしています。


太田 征晴

太田 征晴

私は、個人タクシーになる為にタクシー会社に入社しました。
法人で10年以上経験を積み、5年目以降は無事故無違反を達成。法令試験もなんとか合格し、目標の個人タクシーを開業することができました。

個人タクシーは自分のペースで仕事ができるので、時間を有効活用できる職業だと思います。
開業してまだ2年ですが、毎日楽しく仕事に取り組んでいます!

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